「広告業界」と「マーケティング」と私
どうも、みなさん。
日曜日はどうお過ごしでございますでしょうか。
土日休みはとても有意義に過ごせると社会人になりとても実感している今日この頃です。 学生時代は研究とバイトだけだったからなぁ…
そんなこんなあって、今回もブログを書くわけですが、社会人となり2ヶ月。Web広告業界へと足を踏み入れることとなったのはいいのですが…
業界のこと全然知らない
という、致命的なことに気づかされる毎日です。 業界のことを知らずにモグリのまま仕事をするのは、業界に対して不誠実だと思い(個人の見解です。)、半年で業界のことぐらいは知ろうと思いました。
なぜ広告を利用するか考えてみた
広告を利用する目的を漠然と考えると、
- 販売する製品・サービスの認知
- 販売中の製品・サービスを買ってもらう
とかが、真っ先に浮かびます。 でも、広告っていろいろある訳で…
- テレビ広告
- 新聞・雑誌の紙面広告
- 電車の吊り広告
- デジタルサイネージ
- ティッシュ配り
- Web広告(リスティング・ディスプレイ)
- etc…
とまぁ、いろいろある訳です。情報を発信する側は広告と言っても様々なツールがこの世には存在しているのです。 つまり、Web広告業界で稼いでいくにはこれらの広告に勝って、ジャンジャン成果を出していかないといけないという訳です。
…しかし、なぜWeb広告を使ったほうがいいと思わせればいいんだ…? という話へと繋がっていき、これを知るにはマーケティングを知らないとだめなのではと思った訳です。 果たして、これが正解なのかは未知数…
マーケティングツールの1つ
前に、学部時代に買ったフィリップ・コトラー(Philip Kotler)さんの本によれば、マーケティングミックス というワードが出てきます。 これ自体は、企業が消費者に向けて価値であったり、製品・サービスを提供する能力を最大化するための活動を4つのツールとして紹介したものです。そして、企業のマーケティング担当はこれらのツールを効果的に利用し、収益へとつなげる努力をしているという感じです。
- 製品(Product)
- 価格(Price)
- プロモーション(Promotion)
- 流通(Place)
このプロモーションに関わってくるのが 「広告」 というツールなのです。
…そこまでは分かりましたが、なぜ製品・サービスを作っている人が広告を出そうと思うのかというモチベーションの部分が分かりません。(頭が弱いので)
サービス・デザイン入門
もうちょっと、広告を使う人の視点に立たないといけないなと思い、マーケティング関係の本を衝動買いしてしまいました。 まず、読んだ本はこれです。
これからのマーケティングに役立つ、サービス・デザイン入門 -商品開発・サービスに革新を巻き起こす、顧客目線のビジネス戦略
- 作者: J.Margus Klaar,長谷川敦士,郷司陽子
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2015/10/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本を要約すると、「商品を作るにあたって、製品・サービスを提供するだけでなく、それらを使って消費者(ユーザー)は何をしたいのかまで考える必要がある」というような内容を100pぐらい当たり前のことが書かれています。そこで、 カスタマー・ジャーニー という概念が登場します。
顧客の立場で旅をする
カスタマー・エクスペリエンス(※1)を向上させるための第1歩は、そのエクスペリエンスを経験(エクスペリエンス)することです。言い換えれば、あなたの顧客がどのような状況をくぐり抜けていくかを理解するためには、あなた自身が彼らの目で世の中を見なければならないということです。個々の製品やサービスごとに、顧客が経験する旅(カスタマー・ジャーニー)は異なります。しかし一般にそのエクスペリエンスは、本人が対象物を実際に購入するよりも前にスタートし、製品が廃棄される段階、またはサービスが利用される段階をすぎなければ終了しません。
(J・マルゴス・クラール著「これからのマーケティングに役立つ、サービス・デザイン入門 - 商品開発・サービスに革新を巻き起す、顧客目線のビジネス戦略」)
(※1 カスタマー・エクスペリエンス : 顧客経験価値。商品やサービスを購入したり使用したりする経験によって得られる感覚的、感情的な付加価値(引用書籍より))
顧客のことを知らずに製品開発なんてやったら、痛い目を見ると言っているような内容です。 今、やっているWeb広告のサービスで活かせるとしたらこの旅の中の道中にWeb広告が入って最終的にユーザーに対して
- 商品を購入する動機付け
- 製品への好印象
を与えてあげるようなサービスを提供することが使命な気がします。 そういうサービスを提供できることで、仕事って増えていきそうな予感がします。予感がするだけです。
…でそれがどうした?
しかし、入社して2ヶ月。どうやってそんなサービスが提供できるのだろう。
そもそも、自社が持っている機能でそんなことができるのか?という疑問が湧き上がってきます。
正直、商材によって同じ広告を使っても効果が全然違います。
マーケティングを理解するのも必要かと思いますが、扱う商材・配信するユーザーについても知らないとこの話はただ聞いて終わりになってしまいます。 結局時間の無駄かよ
自分なりに考えた今後蓄えないといけない知識
もっとWeb業界について知るためには以下のことが必要なのかと思います。
- Web広告でできること、広告全体での位置づけ
- 広告の配信効果を測る指標の使われ方
- ユーザーのデモグラフィック、サイコグラフィックの理解(簡単にいうとユーザーの年齢層や属性に対する理解)
- 効果的に広告を配信するためのカスタマー・ジャーニー
- とかとか…
いろいろ知る必要がありそうです。 仕事をしながら、こういう勉強もできるという点では恵まれてるのかなと思ったり思わなかったりです。
最終的にはいままでやってきたデータ分析のスキルを生かせればと思っています。(「データ・ドリブン」なんてワードもちょくちょく聞きます。あとで調べておこう)
後記
まぁ、そんな訳で広告・マーケティングに関する本を4冊(8500円程)衝動買いした訳ですが、家に帰ってみるとまだ読みきれていないマーケティング関連の書籍が山積みでした…。
学部時代にマーケティングに興味を持ってすぐに覚めてしまった残骸と思うと寒気がします。会社に入って、本格的にマーケティングに関する職種ではあるので、これを機に継続的に勉強・経験ができればと思います。
明日は月曜です。がんばろう。
あと、自分で買ってて今回のブログを書くにあたって参考にした書籍です。
コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント基本編 第3版
- 作者: Philip Kotler,Kevin Lane Keller,恩藏直人,月谷真紀
- 出版社/メーカー: 丸善出版
- 発売日: 2014/04/16
- メディア: 単行本
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コトラーのマーケティング3.0 ソーシャル・メディア時代の新法則
- 作者: フィリップ・コトラー,ヘルマワン・カルタジャヤ,イワン・セティアワン,恩藏直人,藤井清美
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2010/09/07
- メディア: 単行本
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